沿革

プロトワークの歴史は、
守口の小さなマンションから始まりました。

プロトワークのはじまり

プロトワークの歴史は、守口の小さなマンションから始まりました。
営業のスペシャリスト、技術のスペシャリスト、そして現代表の田村の3名で立ち上げたのが今から22年前。法人化をしたのがその2年後でした。同じ職場で、個性が強い3人が集まり、「どこにも負けたくない、自分たちが一番だ」という思いの元に独立をしました。
小さい会社ながらも品質へのこだわりは人一倍持っていました。設立当初から、「こうしたい、ああしたい」といった自分たちの気持ちよりも、お客様から頂戴する「こうして欲しい、ああして欲しい」というご要望に応えていくことに重きを置いていました。
お客様からの頼まれごとにはすべてYES。これがプロトワークの基本的な姿勢となり、それは今のプロトワークの大切な根幹でもあります。YESと応え続ける姿勢から、複雑な難加工など技術的な面だけでなく、受注面でも年中無休での受付姿勢や、土日稼働による生産リードタイムの短縮への試みなど、現在のプロトワークの土台が徐々に出来上がってきたのです。

転機となったリーマンショック

お客様からのご要望にお応えするうちに、おかげさまで人脈も広がり、新たな業種・開発企画でもご紹介のお声掛けを頂けるようになってきた頃に大きな事件が訪れました。リーマンショックです。バブル崩壊時でさえもそれ程打撃のなかったこの試作業でしたが、このリーマンショックは違いました。あると思っていた仕事がどこにもないのです。やっとの思いで見つけた仕事も非常に厳しい価格設定になっていました。一気に現実に引き戻された気持ちでした。

どの業界も落ち込んでいるこの時期に、一体どう動けば良いのだろう。
どうすれば今いる社員たちを守れるのだろうか。葛藤の日々が続きました。

ここでプロトワークの転機の後押しをしてくれたのも「お客様からのご要望」でした。以前から金属加工についてご相談を受けていたこと、週末の駆け込み依頼が増えていること。私たちはひとつひとつ確認し、新たに会社として取組を変えることにしたのです。

新しい事業・新しい仕組みへの変化

当時樹脂切削加工のみを行っていた事業から、思い切ってアルミ切削加工へと広げました。これまで樹脂加工で培ってきた高精度加工の技術や、納期短縮のノウハウを金属加工へ転換しながら、手探りでのスタートでした。さらに週末に急ぎでご依頼されるお客様のご要望に応えるために、工場を365日稼働にしました。

また、新たな取組の一つとして、自社製品の開発を開始したのもこの時期です。時間や機械、更に人がいる時に「製品アイデアコンテスト」を実施したのです。さらにこのコンテストでの優秀作品を製品化しました。このコンテストで生まれた”かたポン”は、今も大手量販店さんを中心に多くの一般ユーザーの方に手にとって頂いています。

今出来ないことではなく、今だから出来ることを。
そうしていくうちにリーマンショックで受けた打撃は、ふと気付けば1年と少しというとても短い期間で戻すことが出来ていました。それどころか、この時期に得た技術のおかげで、現在まで落ち込むことなく、常に売上は上昇を続けています。お客様のご要望に的確にお応えしていくだけではなく、もう一歩自ら気付こうと歩み続けたのが、このどん底時期からの5年間でした。

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